児童養護施設 ベトレヘム学園 > 当園について

当園について

About Us

園長の挨拶

令和5年度が始まりました。この春はコロナウイルスへの対応が緩和され、入学式も滞りなく行われました。桜はほぼ散ってしまいましたが、花壇の春の花々が、期待に胸膨らませ、きらきらした笑顔の子どもたちをお祝いしていました。 今年度はGWや夏休み、秋のどんぐり祭などの行事も、できるだけ再開できればと思います。今年度も、楽しい思い出がたくさんできますように・・・。 令和5年度も、どうぞよろしくお願いいたします。

施設長 鈴木 ますみ

理念

「私たちは、カトリックの精神と創立者フロジャク神父の意志に基づき、子どもたち一人ひとりを大切にし、権利を守り、最善の利益のために全力をつくします」

創立者ヨゼフ・フロジャク神父は、当時の社会の中の弱者「小さい人々」の中に苦しむキリスト、悩むキリストを見いだし、「友」として可能な限り心と力を尽くし、関わることを目的とし、ベタニアの家の事業を始めました。その中で両親が結核に罹り家族と別れて暮らさねばならない児童、戦災によって親を失った子ども達のために家庭に代わる環境となるべく、ベトレヘム学園はつくられました。 現在は保護者のいない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的としています。家族再統合・里親委託を促進、または社会的自立をはかるため関係機関と連携し、施設養護の特性を生かした専門的、治療的な養育を行います。

基本方針

『児童養護施設運営指針』に基づき、以下を基本方針として養育を行います。


  • 「家なき人に家を、友なき人に友を」とのフロジャク神父の遺志を理解し、カトリックの精神に基づき、子どもたちの精神面での成長に心を配る。
  • 子どもの一人ひとりを大切にし、ありのままに受け入れて、安全で安心できる居場所をつくる。
  • 子どもの権利を守り、子どもの最善の利益を考慮して、家庭的な環境をつくり、それぞれの発達段階に応じた個別的な養育を行う。
  • 子どもたちが自分たちの好きなことや可能性を見つけ、将来に対する夢や希望が持てるよう支援する。
  • 子どもたちが社会性を養い、感謝と礼儀を身に着けて自立できるように支援する。
  • 子どもと家族への理解を深め、協力して養育に取り組み、地域や多機関と連携しながら、一人ひとりの子どもが幸せになれるように力をつくす。
  • 地域ニーズに応えられるように、地域と協力して子育て支援に関するネットワークをつくる。

沿革

昭和9年(1934)8月5日「ナザレットの家」から33名の学齢児を受け入れ「東星学園」として開設
昭和23年(1948)1月1日養護施設「東星学園」として都知事の認可を受ける
昭和35年(1960)12月20日建物を移転改築し、児童の縦割り編成を採用 定員140名
昭和37年(1962)4月8日「ベトレヘム学園」と名称変更
昭和47年(1972)4月1日定員140名を125名に変更
昭和49年(1974)4月1日定員125名を110名に変更
昭和50年(1975)10月1日養育家庭センター併設(東京都里親制度推進事業)
昭和51年(1976)4月1日定員110名を100名に変更
昭和53年(1978)4月1日建物を北隣へ移転改築、1ホーム10人の男女混合縦割り小舎制を実施。(鉄筋コンクリート造2階建延べ2,245.65㎡)、定員100名を定員80に変更
昭和53年(1978)10月1日卒業生のため「B.O.Bの家」開設
平成13年(2001)3月31日養育家庭センター廃止(東京都の方針で、業務を児童相談所に移管)
平成16年(2004)4月1日定員80名を75名に変更(児童の住環境を整えるため、被虐待など心に傷を受けた子どもたちの激増により、丁寧なかかわりが益々必要になってきたため)
平成18年(2006)4月1日定員75名を64名に変更(1ホーム8人)
平成19年(2007)4月1日定員64名を60名に変更 「B.O.Bの家」閉鎖
平成20年(2008)4月1日定員60名を55名に変更 「クララ幼稚園」閉鎖 親子ルーム開設
平成21年(2009)4月1日専門機能強化型施設として、自立支援のための「フロジャク」ホームを開設
平成24年(2012)2月1日地域小規模児童養護施設(グループホーム)「さくら」開設 定員 本園50名 地域小規模児童養護施設(グループホーム)6名 全ホーム小規模グループケア・ユニットケアホーム完全実施
平成30年(2018)1月1日

建物を移転改築しナザレットの家乳児院との合築(1階ナザレット、2,3階ベトレヘム学園)

本園定員50名から45名に変更し、ホーム数を7ホームに変更

地域小規模児童養護施設(グループホーム)「すみれ」増設し12名定員に変更

慈生会について

いのちを慈しむ〜慈生会の誓い

キリストの愛に基づいたもてなしをします 一人ひとりのいのちを尊び人格を大切にします 身体と心と魂にやすらぎを運ぶかかわりをします 何ごとも一つひとつ丁寧に心をこめて行います

創立者について – 故ヨゼフ・フロジャク –

本当は、わたしは人夫にすぎないのです。ただ御摂理の人夫であっただけです。それよりも愛する恩人方は、ほんとうによくわたしの仕事を助けて下さいました。また病人や子どもたちの多くは、ベタニアの事業を経て、天国への道を見出しました。そしてもしわたしの模範によって、皆さんに「生きることは愛することである。愛することは行なうことである。ということをわかっていただけたら、慈生会の事業も、もっと進んだものになり、多くの病人や貧しい人をよりよく助けることができたでしょうに・・・」(遺言書より)

基本理念・目的

社会福祉法人慈生会は、昭和の初期結核が国民病と言われ、不治の病とも恐れられていた時代に、療養所を追われて最も悲惨な実情にあった結核患者に寄り添い、カトリックの精神に基づき「よりよい家族をつくる」ことを目的として創立されました。 その後、結核そのものが撲滅宣言され、社会環境が変化しても、その時代ごとの「家のない者」ののために支援の輪を広げ、現在は児童福祉、病院、障害者福祉や地域福祉の各事業を通じて、キリストの福音にある隣人愛を示し、社会福祉に寄与することを目的としています。

情報公開

令和5年度令和4年度令和3年度令和2年度令和元年度
計画令和5年度事業計画書令和4年度事業計画書令和3年度事業計画書令和2年度事業計画書令和元年度事業計画書
報告令和4年度事業報告書令和3年度事業報告書令和2年度事業報告書令和元年度事業報告書
第三者評価令和4年度第三者評価令和3年度第三者評価令和2年度第三者評価令和元年度第三者評価