私たちが目指すもの
What we aim
理念
「私たちは、カトリックの精神と創立者フロジャク神父の意志に基づき、子どもたち一人ひとりを大切にし、権利を守り、最善の利益のために全力をつくします」
創立者ヨゼフ・フロジャク神父は、当時の社会の中の弱者「小さい人々」の中に苦しむキリスト、悩むキリストを見いだし、「友」として可能な限り心と力を尽くし、関わることを目的とし、ベタニアの家の事業を始めました。その中で両親が結核に罹り家族と別れて暮らさねばならない児童、戦災によって親を失った子ども達のために家庭に代わる環境となるべく、ベトレヘム学園はつくられました。
現在は保護者のいない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的としています。家族再統合・里親委託を促進、または社会的自立をはかるため関係機関と連携し、施設養護の特性を生かした専門的、治療的な養育を行います。
基本方針
『児童養護施設運営指針』に基づき、以下を基本方針として養育を行います。
- 「家なき人に家を、友なき人に友を」とのフロジャク神父の遺志を理解し、カトリックの精神に基づき、子どもたちの精神面での成長に心を配る。
- 子どもの一人ひとりを大切にし、ありのままに受け入れて、安全で安心できる居場所をつくる。
- 子どもの権利を守り、子どもの最善の利益を考慮して、家庭的な環境をつくり、それぞれの発達段階に応じた個別的な養育を行う。
- 子どもたちが自分たちの好きなことや可能性を見つけ、将来に対する夢や希望が持てるよう支援する。
- 子どもたちが社会性を養い、感謝と礼儀を身に着けて自立できるように支援する。
- 子どもと家族への理解を深め、協力して養育に取り組み、地域や多機関と連携しながら、一人ひとりの子どもが幸せになれるように力をつくす。
- 地域ニーズに応えられるように、地域と協力して子育て支援に関するネットワークをつくる。